これは、大変重要な示唆を含む本。
- 作者: アレックス・カー
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/04/25
- メディア: 単行本
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著者、アレックス・カー曰く、「日本の貴重な景色を高速道路や、コンクリートで覆い尽くしているのは日本にテクノロジーがないから」。曰く、「京都を別の形で北と南に分けて発展させる方法があった。京都駅でまったくぶちこわしにした」。曰く、「欧米では伝統的な建築物を見た目は変えずにテクノロジーとお金をかけて、Wi−Fiや空調を組み込むことが当たり前になっている。古い建物ほど価値が高い」。
特に、ドレスデン、ワルシャワでの復興を見、昔の王宮の一部であったホテルに泊まった後では説得力がある。
この八章、九章は関連スタッフ全員で輪読したいほどだ。街づくりの上でとても大切なことがかいてある。