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HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

戊申詔書

知人と会食をしながら、歴史の話しで盛り上がった。アジアに、ヨーロッパに、北米にと、世界を飛び回っている」知人だが、「外国の人の方が日本の素晴らしさをよく理解している」と話していた。例えば、彼がヨーロッパの友人達とクイズをしていて、「世界最古の国はどこか?」という問いに「サンマリノ共和国」と答えたそうだ。もちろん、間違いではない。しかし、そのヨーロッパ人は、「違うよ、君の国だよ」と答えたという。

サンマリノは、現存する共和政体を採用する国としては世界でも最も長い歴史をもつ。アメリカ大陸がヨーロッパ人に知られる以前、すでにサンマリノ共和国初代大統領が就任していたといわれる。1631年、ローマ教皇が独立を承認し、世界最古の独立共和国となった。その後、1815年には、ナポレオン戦争後のウィーン会議サンマリノの独立が再確認されている。

サンマリノ - Wikipedia

日本の天皇の素晴らしさも、よく外国の人から語られるのだという。確かに、日本の歴史は天皇の歴史そのものだ。神事でかならず唱えられる祝詞は、古事記伊弉諾神話そのものであり、皇統が黄泉国から還ってきた伊弉諾命の御祓=反省から天照大神が生まれた。いうまでもなく、天照大神の孫の瓊瓊杵尊から神武天皇へと繋がり、現代の今上天皇陛下へと繋がっている。素晴らしいことだ。歴史の開闢から現代まで、神話が現代まで切れ目なく繋がっていると胸を張れる国に住んでいることに感謝したい。

で、天皇陛下の素晴らしさは、「戊申詔書」にもよく現れているとこの知人に教わった。戊辰戦争から60年。日露戦争に勝って、さらに兜の緒をしめよと、異例の詔書をだされたと。

朕惟フニ方今人文日ニ就リ月ニ將ミ東西相倚リ彼此相濟シ以テ其ノ福利ヲ共ニス朕ハ爰ニ益々國交ヲ修メ友義ヲ惇シ列國ト與ニ永ク其ノ慶ニ頼ラムコトヲ期ス顧ミルニ日進ノ大勢ニ伴ヒ文明ノ惠澤ヲ共ニセムトスル固ヨリ内國運ノ發展ニ須ツ戰後日尚淺ク庶政益々更張ヲ要ス宜ク上下心ヲ一ニシ忠實業ニ服シ勤儉産ヲ治メ惟レ信惟レ義醇厚俗ヲ成シ華ヲ去リ實ニ就キ荒怠相誡メ自彊息マサルヘシ

抑々我カ神聖ナル祖宗ノ遺訓ト我カ光輝アル國史ノ成跡トハ炳トシテ日星ノ如シ寔ニ克ク恪守シ淬礪ノ誠ヲ輸サハ國運發展ノ本近ク斯ニ在リ朕ハ方今ノ世局ニ處シ我カ忠良ナル臣民ノ協翼ニ倚藉シテ維新ノ皇猷ヲ恢弘シ祖宗ノ威徳ヲ對揚セムコトヲ庶幾フ爾臣民其レ克ク朕カ旨ヲ體セヨ

戊申詔書 - Wikipedia

ここからまた百年。世代が変わると貴重な智恵が伝承されなくなる。あるいは、血肉をもって語られなくなる。子供が七歳までに神話を学ばない国は滅びると言ったのは、誰だったか。