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HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

リアリストが招いた台湾の悲劇

私は国際問題は全く分からないが、台湾が国連脱退をしなかったらきっと東アジアの歴史は変わっていただろうと思う。

日本は蒋介石を説得するため何度も台湾に足を運んだんだよ。その詳細は金美麗さんが良く知ってる。当時、彼女が二国間の通訳してたから。
あの時台湾が国連に残ってたら、中国とは別の国として認知された筈だった。
だが、蒋介石は中国本土を奪い返す積もりだったから台湾の国家独立の意識が薄かったんだろうね。
残念なことである。

台湾人「日本は最後まで台湾の国連脱退に反対してくれていた!」「バカなのは蒋介石」 台湾の反応|台湾・中国のおもしろ動画 海外の反応ブログ

先日、台湾を訪れて現地の方のお話しを聴き、何冊かの本を読み、日本は2.28事件による国民党政府による台湾人虐殺を止めさせることができなかったこと、田中角栄が功を急いで日中国交正常化をはかったことで台湾との国交を断絶さいとことの、二度台湾の方々の期待を裏切っている。

1972年9月25日に、田中角栄内閣総理大臣が現職の総理大臣として中華人民共和国の北京を初めて訪問して、北京空港で出迎えの周恩来国務院総理と握手した後、人民大会堂で数回に渡って首脳会談を行い、9月29日に「日本国政府と中華人民共和国政府の共同声明」(日中共同声明)の調印式において、田中角栄周恩来両首相が署名したことにより成立した。またこの日中共同声明に基づき、日本はそれまで国交のあった中華民国に断交を通告した。

日中国交正常化 - Wikipedia

リアリストと言われる、あくまで国際政治は力と力のぶつかりあいで決定されるとする人々が、こうした結果を招いたと考える。彼らは、相手の力を誇張し、疑い、最悪のシナリオを示すことで、不必要なほど大きな力を軍事につぎ込んできた。たまたま、東西冷戦はロシアの方が先に武器拡張競争で先に倒れたが、アメリカがそうならなかった保証はない。

ウインストン・チャーチルはイギリスの首相として第二次世界大戦を指揮した人ですが、戦後、選挙に敗れ、在野の立場でした。チャーチルトルーマンらと会談し、ミズーリ州で有名な「鉄のカーテン」演説をします。

いまやバルチック海のシュテッティンからアドリア海トリエステまで、一つの鉄のカーテンヨーロッパ大陸を横切って降ろされている。(中略)だから手遅れにならないうちに、すべての国にできるだけ早く自由と民主主義を確立しなければならない。

この「鉄のカーテン」演説を聞いたスターリンは、当然、怒ります。スターリンは「プラウダ」紙で、チャーチル批判をします。

ピケティに「おまえが言うな」と過去のデフォルト黒歴史を指摘されたドイツ、強硬な態度がひるむ ショイブレとメルケルの個人的確執を、ギリシャ問題にまで持ち込むな! - Market Hack

改めて、トインビーの訴え、ジョゼフ・ナイ氏の「ソフトパワー」の大切さが身にしみる。