HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

塩漬けの土地は売るしかないか?

読了。後半にいけばいくほど、「アパート、マンションよりも、売る方がいい」というソリューションの例が多かった。

建物を建てるばかりが能じゃないというのは賛成。それでも、遊休不動産を活用することで、大変な価値を生むことがあることも、数多く目にしてきた。まあ、正直主に相続で。葬儀に行って、喪主席からわざわざ私のところまで来て下さって、「ありがとう」と言ってくださったクライアントもいらした。ある人は、相続税対策を十分に練ってからなくなったので、相当な資産額であったにもかかわらず、遺族が十分に負担できるところまで計画をされてなくなった。従って、遺族の争いもなく済んだと聞く。やはり、多くの人にとって自分の土地は自分の土地なのだ。売ってしまったら、取り戻せない価値を持つ土地というのはある。

年齢によるというのはある。高齢者の方であればあるほど、建物を建てることは難しくなるし、対策の効果も薄れる。それならば、売ってしまってという方策の方が相続も楽になるという相馬さんの指摘は正しい。でもね、ケースバイケースではあると、しつこいようだが言いたい。