HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

死の恐怖

ターミネーター4を観た時に、薬物による処刑が妙に印象に残った。数日後に夢でその場面を経験した。安楽死が認められ、この世でやり残すことはないと宣言すれば自死できるようになっていた。やるべき仕事も、もう子育ても全て終えた私は自死を申請した。白衣を着せられ予備の薬剤の点滴をされながら、「処刑台」、いや「処置台」へ移動しようとした。その度に、ガスの元栓を閉め忘れたとか、最後の手紙を書き忘れたとか、やり残したことを思い出して、先に進めない。それでも、しまいには半ば強制的に台に寝かされ、薬剤を注入された。死をもたらす冷たい液体が私の腕から身体をめぐっていく感覚が今も思い出せる。ああ、こうやって死んでいくんだと、思い残すことはないと思ったのにやはり死ぬのは苦しいと思った。


■追記

また、なんとタイムリーな・・・。