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HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「Saving Mr. Banks」

本当にいい映画だった。日本語のタイトルだと伝わらないが、「Mr. Banks」、二人の子供の父親を「Saving」、助けるというよりは親として自覚させる、そういう話しとしてパメラ・L・トラヴァースの「メリー・ポピンズ」をウォルト・ディズニーたちが映画にしたという映画。

私にとって「メリー・ポピンズ」は大変思い出深い。子供のころ、父親に連れられて見た。本も1、2冊は読んだと記憶する。岩波だからか翻訳のタイトルが「メリー・ポピンズ」でなく「メアリー・ポピンズ」になっていて「これじゃない!」とだだをこねた記憶がある。

それから時がたち、ちょうど離婚して、これから親としてどう子供たちと接したらいいか悩んでいた時に、友人に「メリー・ポピンズにヒントがあるよ」と勧められた。

子どもの頃見たときはわからなかったが、この歌は、親が子どもにすこしでも愛を毎日みせることがいかに大切かといことをうたっているのだ。

真逆がこれ[父親や、頭取が子供に銀行への貯金を進める、つまり社会の義務に目覚めよと強要するシーン]なんだなと。子どもがたった2ペンスの愛を小鳥にそそごうとするのを、じゃまをして、無理に社会に目を向けようとさせる。そして、私はこれをそのまま地でやっている。

タプンス・ア・バッグ - HPO機密日誌

「Feed The Birds」の「タプンス・ア・バッグ」がこのミュージカルの一番大切な曲だとシャーマン氏が断言していたのがうれしかった。人に対する好意を示すことの大切さがこのミュージカルのテーマなのだと。

(中略)

父親の子どもに対する愛はどうあるべきかを改めてこの映画で学びつつある。

2ペンスの好意 - HPO機密日誌

エマ・トンプソンが原作者のパメラ・トラバースを好演している。私の中のメリー・ポピンズの話し方、思いの深いイギリス流の皮肉さそのものだ。なによりもトラバース夫人の父親への愛を生涯つらぬいた悲喜劇を見事に表現している。

トラバース役のエマ・トンプソンは彼女のことを「人を小馬鹿にするところのある、非常にスノッブで、ちょっと軌道を外れるほどこだわりの強い女性だったと思う」と語る。彼女を演じるにあたり、トラバースに関する本を3冊も読破し、彼女を知っていた人たちに会い、ディズニー・スタジオに残っていた「メリー・ポピンズ」映画化に関して制作側と交わされた彼女の実声のテープ6時間分も聞いた。「彼女の声の中に、聞いてる側が辛くなるような、どうしようもない悲しさを聞き取った」と言う。「彼女は心底不幸せで、自分を幸せにすることができない人物だったと思う」と役作りに使った要素を教えてくれる。

「メリー・ポピンズ」の誕生秘話とパメラ・トラバースについて描いた話題作|Saving Mr. Banks|Emma Thompson、Colin Farrell | QOLA [クオラ]