ある講義を聴いた。千葉県の将来に関するものであった。お陰様で、成田は2040年まで人口が増加し続ける千葉県唯一の街なのだそうだ。
報告書--『日本の地域別将来推計人口』(平成25年3月推計)
子どもを産める女性の数の動向からいっても、成田は全国レベルでましな方。まあ、それでも減少傾向には違いない。こんなに職場がたくさんあるのに。子育てしやすい街のはずなのに。
人口減少地図:日本経済新聞
人口が減少する過程こそ、都市集中が激しくなる。
これから間違いなく人口へ減っていくのだが、その中でますます都市への集中は、あたかもエースパイロットの撃墜数のように、高まっていくのではないかと疑っている。それが、東京というひとつの街がメガロポリス化して終わりなのか、このグラフに載っている中核都市程度は、戦後まで生き残った何人かのエースパイロットのように生き残りうるのか、その答えを考え続けているのだが、答えはなかなかでない。
ネットワークが崩壊するときにおこる集中化 - HPO機密日誌
それでも、いや、もちろん、結局は街の魅力なのだと。
「子供」というのが一番確実で、一番投資効率のよい「投資先」であり、「政府支出」先である気がしてならないのだが、諸兄は如何?
未来への希望 - HPO機密日誌
子どもこそが未来。だから、子どもを育てたくなる街に未来がある。そのためには、職場も必要だし、自然と人の絆ができる往来や、お店も必要。お祭りも大事。だからこそ、息の長い街づくりが大切だと。