訳者のあとがきで紹介されているスティーブン・キングではないが、読んでいて込み上げてくる恐ろしさが止まらない。
- 作者: リチャードプレストン,Richard Preston,高見浩
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 1995/11
- メディア: 新書
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最初に語られるナイロビの病院で意思を感染させて匿名の患者の状況がそら恐ろしい。治療薬はもちろん、「宿主」しか特定されていない現在、どうやって感染を防ぐのかさえわからない不明快さがおそろしい。現在進行形でアフリカで1000人、2000人というオーダーで感染している状況が恐ろしい。
エボラ出血熱は世界で最も致死性の高い病気の一つであり、ワクチンも治療方法もありません。
西アフリカ全域で現在拡大中のザイール型の致死率は最高90%に達しますが、前回のアウトブレークでの致死率は約55%でした。
リベリアでは米国人2人の感染が確認され、米国に移送された後、Zmappを投与され快復に向かっていると言われていますが、米国はその効果は未だ十分に確認されていないとして、アフリカの患者向けに提供してほしいとの要望に応えていません。
WHOは金曜日、今回のパンデミックは数か月間拡大し続ける可能性が高くなる国際的非常事態であると述べました。
エボラ・アウトブレークの引鉄を引いた「患者0」は幼児 - 今日の覚書、集めてみました
また、死亡者は961人、感染者は1,779人に上っているとのことです。