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HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

垣根涼介の「迷子の王様」

恥ずかしながら、サイン会へ行って来た。あえて写真は撮らなかった。

迷子の王様: 君たちに明日はない5

迷子の王様: 君たちに明日はない5

待っている間に読了してしまった。うーん、まあ余韻を持たせる終わり方だった。作品のテーマは、垣根涼介氏自身が的確に語っている。

 私の友人や知り合いの人生を長いスパンで見続けきて、しばしば感じる事は、
「金儲けのためだけに仕事をしている人間は、大体の場合、いつかその金に足元を掬われる」と言うことです。
 あるいは、こう言ってもいいかも知れません。
「その仕事に自分なりの意味や社会的な必然を感じている人間には、お金が目的で仕事をしていなくても、不思議と必ず後からお金がついてくる。少なくとも食うに困らないぐらいは、常に彼あるいは彼女の元に集まってくる」と言う事実です。

迷子の王様―君たちに明日はない 5―|垣根涼介 Dawning day, Dawning life

そう、垣根涼介氏は常に過不足なく、的確にものごとを語っている。その取材の緻密さ、事実の積み重ねがすばらしい。そして、その視点は常に人と社会のあり方に向かっている。

「随所に主たれ」、良い言葉をサイン会ではいただいた。