最初の1ページから心が震える。三島由紀夫の文章は読ませる。
- 作者: 三島由紀夫
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2005/10/05
- メディア: 文庫
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先日、太平洋戦争時代を経験した方々とお食事した。「総力戦を覚悟されていたのですよね?」とふったところ、「そうだ、老若男女を問わず本土決戦を覚悟していた。死を覚悟した。沖縄の玉砕は人ごとではなかった」と。三島由紀夫が大正14年、吉本隆明が大正13年。このお二人よりは、この方々は若い。それでも、「覚悟していた」と強く語っていた。
本書を通じて、戦争から戦後へのつながりを改めて感じたい。