HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

ガスはガス

某ガス会社の展示会に行っていろいろ話しを聞いて来た。そもそも、日本はガスがよく出る。私の住む街の裏の方でもガスが取れる。私にとってそんじょそこらから出ているに過ぎないそのガスは圧縮すらせずに圧送するだけで一般家庭に供給できるしろものなんだそうだ。もっといえば、千葉県は水溶性のガスがたくさん取れるのだという。その副産物として、ヨードが取れるのだそうだ。なんとなんと千葉県産のヨードが世界シェア30%を超えるのだと!千葉を超えるのはチリだけだとか?なんとなんと千葉は世界的なガス産出国なんだと!

日本のヨウ素生産量のほとんどは千葉県の水溶性天然ガス鉱床(南関東ガス田)から産出する地下水から生産されており[15]、資源小国である日本にとっては貴重な輸出資源である。

ヨウ素 - Wikipedia

で、ここからが大事な話し。日本ではメタンハイドレートや、天然のガスの層がまだまだたくさんある。で、で、ガスはガスなのでメタンハイドレートや、シェールガスの時代になっても既存の都市ガス供給の施設はそのまま使えるのだそうだ。液化天然ガスLNG)はまだ数百年分の埋蔵量があると。だとすれば、真剣に脱原発を考えるのならガスが一次エネルギーとしては最右翼ではないだろうか?

千葉県を中心に茨城県・埼玉県・東京都・神奈川県の一都四県に及び、鉱床面積は 約4,300 km²、埋蔵量は7,360億m³、可採埋蔵量は 3,685億 m³と推定され、日本国内で確認済みの天然ガス埋蔵量の9割を占める。

南関東ガス田 - Wikipedia

あ、ただし化学の連中にとっては全く事情が違う。化学製品の大変は石油から作られる。ガスから炭素なりを取り出して化学製品を作ろうとすれば、既存の石油化学施設はゼロから作り直さなければならなくなるそうだ。だから、ガスの世紀が仮に実現しても石油は必須。