HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「国境の南、太陽の西」を読んでみよう

出版された直後に読んだ記憶がある。しかし、島本さんが足を引きずって歩くのを「僕」がだまって見ているシーン以外全く覚えていない。

国境の南、太陽の西

国境の南、太陽の西

1992年、村上春樹43才。厄年のころに書かれたのだろう。島本さんと「僕」との関係。なぜ人は源氏物語の昔から、不倫をするのだろうか?なぜなら、三角関係こそが日本文学の中核をなす力のある関係性だからだ。