「吉田茂」に飽きて、試みに同じ工藤美代子の「快楽」を読んでみた。
- 作者: 工藤美代子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2009/02
- メディア: 文庫
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id:finalventさんの書評にも同様の感想があったが、そのあまりのなまなましさに辟易してしまった。どれだけの女性が愛されたいがゆえに、女でい続けるためだけに「不倫」の愛に走るのだろうか。
確かに、女性はいくつになっても愛される存在でいたいという願望が強いのだろう。以前、新しい男に愛されるためなら、女は実子でも捨てる、男に気に入られ続けるためにはそこまでするのが女というものよ、とある女性が語っていた。
更年期を契機に変化して行く女性の身体と性は、あまりに深い。男の私には恐ろしいと思える。