HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

真摯さは欲と怒りと迷いを手放すことによって現れる

ドラッカーがマネージャーにもとから備わってなければならない素質として「真摯さ」をあげていることを「もしドラ」で知った。以来、さまざまなことがここにつながっていっていることに気づいた。

今日聞いた話しは、まさに知情意を一致させるにはどうしたらいいかという話だった。

これは人間の存在の模式図だと受け取ってほしい。また、なぜ知性というものがいかに皮相的でしかなく、人を動かす力がないかもよく示している。

中心にあるのが知情意が統合された理性的な自我だ。人には元々真の我というべき統合された人格(理性)が備わっている。しかし、自分の損得で動く本能や、五感を通して伝えられる刺激にむやみに反応してしまう感情で、なかなか本来の統合された人格は現れてこない。しかし、欲と怒りと迷妄を離れ、戒律を守り、自分のストーリー(妄想)を作らないことで、文字通り統合された(integrity)な人格に至る道が開ける。基本的には仏教の捉え方だ。真の自我とは、仏性であるとこの方はおっしゃっていた。

考えない練習

考えない練習

飛躍しているとして聞こえないだろうが、ドラッカーも、小池龍之介さんも、今日の方も、同じ人の愚かさ、同じ道を示している。そうとしか、私には思えない。

生き方―人間として一番大切なこと

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