HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

男子の脇毛と女子高生の純粋さ

野球の応援に行った。すぐ後ろが女子高生たちだった。会話がまる聞こえだった。聞くともなしに耳に入ってしまった、のっけの会話からして衝撃を受けた。

「ねぇ、男子の脇毛ってどう思う?○○ちゃんは、つるつるがいいっていうの。」

「べつにそのままでいいじゃねぇ?」

「そうだよね。私もそのままが好き。」

そっか、男子ばっかが女子を性の対象として見ているわけでなくて、女子の側がからも男子のどこがセクシーかとかちゃんと会話してコミュニケーションしているんだと、おじさんは非常に納得した。

その後も、主に男子についての会話がずっと続いた。身近な男子、野球で活躍する男子、それぞれ「まじ尊敬しちゃう」とか感想を交えて話しをしていた。おじさんなので人生経験も積み、客観的に聞けたので気づいたのだが、女子たちのひとことひとことに深い好悪が込められているのだとわかった。

それでも、一旦応援になるとかわいらしい声をはりあげて、真剣に応援していたのに感激した。男子たちの応援は、しょうがないなぁって感じでお追従で応援しているのに、女子高生たちは身体全体で応援している感じが伝わった。女子ってすげぇなぁってつくづく思う瞬間だった。目の前の対象に対して純粋になれるのだなと思った。

男の脇毛がセクシーかについての語りと、マウンドの高校生投手への純粋な応援が共存できるのってちょっとおじさんにはできないなって、つくづく思った。それすらもまたひとごとではないと今日は実感させられることがあったが、敢えて書かない。