HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

43

40をすぎて初めて意味がわかった。答えは初めからそこにあったのだ。

小さなお茶会」を久し振りに読んだ。

小さなお茶会 (白泉社文庫)

小さなお茶会 (白泉社文庫)

最初に読んだのはいつだろうか?リアルタイムにちょっと遅れたくらいだから、私が高校生のころだろうか。このエピソードも何度も読んだ。もっぷはなぜ答えを出さないのかといぶかっていた。これこそが答えなのだ。先日読みなおして、ようやくからだで感じた。

キューブラー=ロスのいうとおり、「起こったことは、起こるべくして起こったのだ」。人生に偶然はない。なにが正しくて、なにが正しくないなんてことはない。人生は苦に満ちている。私にできることは、苦界のなかでいかに生きるべきかの道を探ることだ。運命があるなら、運命を受け入れ、善因善果を産む精進をただただすべきなのだ。

ここのところ、立て続けに起こっていることはひとつも偶然には思われない。

死ぬ瞬間―死とその過程について (中公文庫)

死ぬ瞬間―死とその過程について (中公文庫)