「おこうこで酒を飲みながら、焼き上がりをゆっくり待つのがうなぎのうまい食べ方」

さすが、池波正太郎。

男の作法 (新潮文庫)

ぼくなんかをよく連れて行ってくれた人たち、おこうこも食べさせてくれなかったよ。まあ、だけど、おこうこぐらいで酒飲んでね、焼き上がりをゆっくりと待つのがうまいわけですよ、うなぎが。

この辺が酒飲みと、食道楽との差なのかもしれない。その意味では、真の酒飲みであるバッキーさんへは、質問を間違った。池波正太郎はぎりぎり食道楽だと思う。酒でも、おこうこでも、男と女でもさらっと深いところの仕組みをかけてしまうのがさすだ。

ちなみに、私のおこうこと酒の体験はこっち。