世界中がまさに固唾を呑んでいる。CNNをつければ、「下院がまもなく救済案の採決」とタイトルが流れ、ジャーナリスト人生で最大の瞬間に立ち会っているとか叫んでいる。
再び否決されると、議会の日程から廃案となる可能性が高く、世界の金融市場が収拾のつかない大混乱に陥る恐れがあるだけに、政府・議会は慎重に票読みをしている。
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大きなものも倒れるときがくる。それは生きて生きるものの宿命だ。
べき分布のグラフを見ていると運命論的に、強いもの大きいものの「winner takes all」な状況は固体化されてしまっているように感じるが実は違う。常に小さきものの中から独自性をもった大きなものへの運動が起こり続け、強いもの大きいもの少ないものが倒されていく中で均衡をとっている。倒されるときにサイバーカスケードが起こる。それは、あたかも、極小から極大へ向かい、極大の中に次の極小がの種が埋め込まれている大極のごとくだ。
小さきもの、弱きものへの慈悲 - HPO:機密日誌
もしかするともっと大きな流れの中で回避することのできない場面に私たちはたたされているのかもしれない。
技術の進歩は一人当たりの生産力を一人当たりの消費力の何倍にもしてしまった。このギャップはハコモノ2.0というか爆発的な収縮を産む。
はてなブックマーク - 危機の種はすでに撒かれていた 不透明な金融に――フィナンシャル・タイムズ(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース
ま、でもマーケットの動きから言えば可決される方向で順調に流れているらしい。
地殻変動もものすごい。
総資産規模1兆4210億ドル(約150兆円)、店舗数約1万の巨大金融機関が誕生する。預金量ではシティなどに匹敵する規模となる。
日本経済新聞
売却額は計1兆円を超えるとみられる。これに先立ちAIG本社は今後の事業の再構築(リストラ)の方向性について「損害保険事業に経営資源を集中する」方針を示した。
日本経済新聞
証券2社の統合が実現すれば、第2位の大和証券グループ本社に肉薄する国内3位の証券会社が誕生する。
日本経済新聞
いまが21世紀最大のビジネスチャンスだと信じているのは私だけではないらしい。
ということで、もう寝る。