HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

Panem et Circenses

「小麦法」って英語かラテン語でなんというのだろうか?昨日から探しているのにない!

確か最初に提案したのはガイウス・クラッススのはずなんだけど、記述がない。

After a few years of political peace in Rome, in 123 BC, Gaius was elected for the tribunate of the plebs, as every man in his family before him.

Gaius Gracchus - Wikipedia, the free encyclopedia

「小麦法」だから"wheat law"とか、"wheat legislation"とかでみてもない。どっかの学校の図書館が出てくるだけ。

ちなみに、「パンとサーカス」ね。初出の詩らしい。

... Already long ago, from when we sold our vote to no man,
the People have abdicated our duties; for the People who once
upon a time handed out military command, high civil office,
legions - everything, now restrains itself and anxiously hopes
for just two things: bread and circuses

Bread and circuses - Wikipedia, the free encyclopedia

せつ訳ね。

...もう昔々のこと、まだおれたちが票を売ったりしなかったころ、
人々は自分たちの義務に熱中していた、昔々の人々たちはだ!
いまはおれたちは、おれたちの軍隊の司令官を、おれたちの建設担当高官を、おれたちの軍団を、おれたちのすべてを明け渡してしまった、
(だから)おれたちは(おれたちのいまの情けない状態を)がまんするしかないのさ、ふたつのことを心配することをのぞいては、
パンとサーカス」を除いてはさ!

とても人のこととは思えない。でも、まだ1世紀か2世紀のひとだからローマ帝国の衰亡までは十分に間がある時代の詩人のはずだ。

はてなQで「小麦法」ってなんていうか聞いてみようかな。


Wikipedia日本語版

いつのまにか日本語版があがっていた。

・・・我々民衆は、投票権を失って票の売買ができなくなって以来、
国政に対する関心を失って久しい。
かつては政治と軍事の全てにおいて権威の源泉だった民衆は、
今では一心不乱に、専ら二つのものだけを熱心に求めるようになっている―
すなわちパンと見世物を・・・

ユウェナリス『風刺詩集』第10篇77-81行

パンとサーカス - Wikipedia

ラテン語からの直接の訳なのだろうか?英語版とはだいぶ違う気がする。