HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「本来は2万2000円」と日経

なにかもう腹が立ってたまらない。

道路のムダが止らない。9342kmの高速道路も全面着工と報じられ、第二東名も破格の建設費を投じて着々と工事が進んでいる。ムダな道路を造らないはずだった小泉首相の道路公団改革とは何だったのか―――それは器を作っただけで、民営化とは何ら関係のない成果が喧伝された「虚構」そのものだったのである。その構図は郵政改革や三位一体改革でもほぼ同じだ。日本のマスメディアを含めて我々国民はそろそろ目を覚ます必要がある。

「えーっ、国が変わっていくなんて聞いてないよ!」 - HPO:機密日誌

自民党のあまりの芸のなさにしびれをきらして日経ビジネス08年1月28日号に特集記事が載っていた。非常に納得性が高い。エコノミストの分析によると本来日経平均は2万2000円でよいのだという。1万3000円との差額9000円の内訳は以下の通り。

将来設計を示せぬ政治、活力をそぐ行政の規制 ▲4950円 (▲55%)
日銀の金融政策の誤り  ▲1687円 (▲19%)
進まぬ企業改革  ▲225円 (▲3%)
景気循環  ▲844円 (▲9%)
サブプライム問題  ▲1294円 (▲14%)

どう考えても老人向けの政策をやめて若者向け、未来に向けた政治へ切り替えなければ明日はない。40代以下の国民による、40代以下の国民の、40代以下の国民のための政治の実現しようぜ!

これ以上重箱の隅をつつくような法令順守とか規制の強化などは、次第に体力が衰えぼけはじめる年寄りにこそ有利になれ、若者にとってはチャレンジ精神を発揮する場がどんどんすくなくなっていくことを意味している。

世代を分けて政策を考える - HPO:機密日誌

■参照

読んでて涙が出てきた。

というか、いかにも正義で語られている政治の話が、今の40代が日本で死ぬころ何をもたらしているだろう。

米国のインフレ懸念とか日本の団塊世代への歳出抑制が問題とかちょっと言いづらい: 極東ブログ

viavia : 某ブクマ
via : 小沢一郎「経済の混乱が(中国の)政治的な大動乱に」

株価の下落について「本当の意味での改革がされていない日本経済の体質が、売られている最大原因だ」と述べ、政府・与党の経済失政が要因との見方を示した。

毎日新聞

■その後

そうなんだよなぁ。

なんつーか・・端的にいえばぢみな負け犬根性が染み付いているのだろう。そして二度と立ち上がれないようにシステムの中に内在されている。それは軍国主義的なものに対する機制になったのだろうけど・・なんかハンターハンターでのキルアへの呪縛みたいなの思い出した。

日本はまた「敗北を抱きしめ」ることになるのかねぇ。。: muse-A-muse 2nd

この呪縛をどうにかしないとどうにもいけない。