HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

商売上手と文章上手は両立しない

...というタイトルでこの本のことを書くのは大変不敬だ。どこから石が飛んできそうだな(笑)。

安岡正篤先生に学んだ私の人生

安岡正篤先生に学んだ私の人生

新井正明さんの「私の履歴書」を中心とした遺稿をまとめた本。非常に時間をかけて読んだが、読み応えのある本だった。勇気の与えられる本だといってもいいかもしれない。

致知出版の社長さんの後記によれば、生前決して本を出版されようとしなかった新井正明さんがなくなられる直前にこれまでの講演録などを託したことにより結実した本なのだという。実業人として実にみならうべき姿勢ではないだろうか?商売をする人は商売をもって自分を世に問うべきだし、本を書くのをなりわいとする人は本をもって自分を世に問うべきなのだ。これはきっとこのネット時代においても変わらない。

そういえば、知人から以前こんな本をいただき感動した。

ぼくにはまだ一本の足がある

ぼくにはまだ一本の足がある