今更ながらピンク・フロイドのザ・ウォールは全てへの失望がファシズムにつながることを描いていたのだと気付く。
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しかし、選挙演説は置いて外山恒一の言説に触れてもどこにもファッショは出てこない。むしろ良識的な人間であるような気すらしてくる。
アフガンやイラクでの戦争に対する参戦派と反戦派とが、実は共同して国内の「まったく新しい戦争」を推進する一大勢力を成しているという事実。両者の論争が、結果的には国内の真の戦争から目をそらさせる役割を果たしているという構図。
http://www.warewaredan.com/contents/senso.html
彼は明確にこの「表現活動」なのだと明言しているではないか。この選挙戦自体が彼の「作品」なのだ。そして、その示すところは「パンクロック」の範囲内での「嫌いだ。すべてはむなしい。」という表明のレベルに過ぎない。むしろ、旧態然として変わるところのない教条主義的な「革新」へのNO!という意味では、今回の自民党支持候補の検討は特筆すべきなのかもしれない。
縦軸が太く引かれ、左下の左翼勢力と連帯している時、Xは「アナキズム」と呼ばれる。
http://www.warewaredan.com/contents/sayu.html
横軸が太く引かれ、右上の右翼勢力との連帯が必然的に追求される現在のような時代には、Xはおそらく「ファシズム」と呼ばれるのである。
外山恒一によれば、現代は「理性vs感性」の対立から「精神的価値vs物質的価値」の対立へと政治的な対立軸が移ってきている時代なのだという。私の中でこの対立軸を探せば、バスティアンへ直接結びつく。
- 作者: ミヒャエル・エンデ,Michael Ende,上田真而子,佐藤真理子
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エンデがまだ存命のころ、統一される前のドイツで「果てしない物語」を自覚しないままに手にしてデモに加わった民衆のことを書いていた。物質的、資本的な利害のみが語られ、経済活動が生活のほとんどすべてを覆っていく。ここにこそ我々の最大の失望があるのではないだろうか?我々が生きているのは、経済的合理性を追求するためにいきているのか?我々の幸せとは、物質を手段とする精神的な価値の追求なのではないか?
バスティアンの旅はそのまま外山恒一の旅なのかもしれない。いや、それは言いすぎか。
そうそう、こんなことかいてたっけ。あはは。あんまり、私も外山恒一氏もかわらんのかもしれない。
■意味と価値の廃墟にたって..
この暑さにやられてしまったのか、参議院選挙の結果が腑に落ちないからか、どうにもやる気がでてこない。本来目の前にある仕事に自分をイコール記号がつくくらいくっつけて、自分は仕事だ、仕事は自分だと、他のことはふりむきもしないで目いっぱい取り組むべきなのだ。が、どうも力がでない。
ブログの森で語りあう: HPO:個人的な意見 ココログ版
外山恒一氏におかれましては、ぜひドラッカーを読んだら感想を教えてほしい。
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■追記 翌朝
1万5千票獲得だそうです。ご自身は満足なのでは?
■追記 翌々夕方
なんかトラバいただいてるけどご本人じゃなし、不思議なサイトだなぁ。
■外山恒一の都知事選が終わって。
高円寺に来ていただいたみなさん、ネットのライブ中継を見ていただいたみなさん。お疲れ様でした。
http://d.hatena.ne.jp/salver/20070409/p1