HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

三位一体説とカソリック教会

三位一体説って、ふつうに「父と子と精霊の御名において」というけど歴史的にはキリスト教ローマ帝国を手中に入れた記念みたいなものなんだ。

ユリアヌスの憂いと例のSF小説を想う。

エンディミオン (海外SFノヴェルズ)

エンディミオン (海外SFノヴェルズ)

タイトルがギリシア語っぽいのも、伊達ではないということだろう。未来のカソリック教会も、古代のカソリック教会も帝国を「溶解」させるという意味ではやっていることはかわらないということか?

まだ、未読だがシルヴァバーグの「永遠なるローマ」の試みにおいてカソリック教会がどのような扱いになっているかに非常に興味をそそられる。翻訳された作品において、キリスト教は国教化されていないようだった。

http://www.majipoor.com/novels/nromaeterna.html

SFの殿堂 遙かなる地平〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)

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