HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

意味はつくりだせるのか? 〜 non multa sed multum 〜

下記へ転載のため、一部残して削除
http://hidekih.cocolog-nifty.com/hpo/2004/07/quest_in_forest.html

ここで非常に不思議なのは、HPOがすべてこの本に入ってしまうとしても、いま私がこうしてこの本について書くことが出来るということだ。それでも、「エンデ」と口にするたび、「オリーブの森で語りあう」と書くたびに、HPOの中に「オリーブ..」が含まれてしまう。HPOが「オリーブ..」に含まれているのにもかかわらずだ。この感触がなんとも不思議だと感じていた。

言葉にすぎなくとも、読書というのは、不思議な体験だ。人の縁というのは、不思議な体験だ。昔読んだ本をいま読み直すと全く違う意味をもって私の前にその本がたち現れる。