HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

ドラッカー

「呪縛なき秩序」と「旅の仲間」

安冨歩先生の最新巻を一年遅れで読み終わった。安冨歩ォッチャーの私としては、本書成立の2回のシンポジウムをのがしていたことを含めて、怠慢としかいいようがない。ハラスメントは連鎖する 「しつけ」「教育」という呪縛 (光文社新書)作者: 安冨歩,本條晴…

バークとドラッカー

どう評価していいのか迷う本を読んでいる。タイトルは、どっかからやりが飛んできそうかな。保守主義の哲学―知の巨星たちは何を語ったか作者: 中川八洋出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2004/04メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (15件…

アダム・スミス以降自由放任主義は100年続いた

まあ、タイトルの通り。18世紀、19世紀はパスポートがなくとも各国を訪問できるほど、人々は自由であったと。一定以上の資産のある人々にとっては、大変秩序だった、教養あふれる100年だった。まあ、一方社会福祉制度がなかったので貧困層は飛散では…

イノベーションは資源を創造する

この数百年で地球上の資源が大幅に増えたわけではないのに、地の上に人のわざは神の思惑を超えて、天文学的に増えた。イノベーションと企業家精神 (ドラッカー名著集)作者: P.F.ドラッカー,上田淳生出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2007/03/09メディ…

外山恒一とファシズム

今更ながらピンク・フロイドのザ・ウォールは全てへの失望がファシズムにつながることを描いていたのだと気付く。The Wallアーティスト: Pink Floyd出版社/メーカー: Capitol発売日: 1999/10/20メディア: CD クリック: 8回この商品を含むブログ (49件) を見…

経営はスポーツだ

と言ってしまうこと自体ドラッカー的に正しくないのだが、やはり未熟な私には体力と耐力の勝負になってしまう。体力で経営できている内に、真摯さあふれる組織をつくりあげないと。たいがいの人は、汗を流している人を責められない。しかし、汗を流す経営を…

ドラッカーが書いてる!

下記へ転載。 先日、法律にはやっぱり期限が必要だろうということを書いた。その後、ドラッカーを読んでいたら...同じことを書いている!新訳 経営者の条件 (ドラッカー選書) あらゆる組織が、この二つの傾向に陥りやすい。しかもこの傾向は、特に政府機…

ウェブ2.0も梃子にすぎない

必要なのは成果であり、生産性だ。知識労働とはなにをなしなにをなさないか、なにをさせなにをさせないか、どこをうごかしどこをひっこめるか、を成果の視点から行動することだ。新訳 経営者の条件 (ドラッカー選書)作者: P・F.ドラッカー,Peter F. Drucker,…

生成、巨大化、そして、消滅

亀岡太郎さんが、ドラッカーの言葉を引いたエッセーを書いて、2006年の動向の予測をしていらした。ドラッカーは、「プロセスにおいて成長、変化こそが正常であって、それらのないことが不完全、腐敗、死を意味する」と主張していたそうだ。私もなんというか…

カーナビ

カーナビを使っていて、べき乗則的集中化を感じる。この数日、カーナビを使って車で走っていて、別の目標を目指しているはずなのに同じ道に誘導される。同じ道を何回通ったかわからないほど。地図を片手に運転していた時は、わりとブレと多様性がああった。…

経済人の終わりでドラッカーが不合理とよんだもの

合理的に自分自身と社会の未来を考え行動し、一定の体制、一定の政策が実行されるのに、みんなが不幸に陥っている。王政も、民主主義も、資本主義も、共産主義も、合理性の結果として、深い絶望、深い不合理に至ると。経済人の終わりでドラッカーが「不合理…

「経済人の終わり」を読み始める

非常に面白い。もっと早くに読んでおけばよかったと想う。「経済人」の終わり―全体主義はなぜ生まれたか作者: P.F.ドラッカー,Peter F. Drucker,上田惇生出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 1997/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 28回この商品を…

ここのところの一連の事件

構造計算偽造事件、株式の誤発注事件、家電製品のリコール問題、不正不祥事で会社全体の信頼性が低下してしまったメーカーなど。一連の事件を見ていると、構造疲労というか、組織人が疲れ果ててしまって起こったのではないかと思える事件が続いている。いや…

「明日を支配するもの」読了

もう感動的。これは、日本の社会とその調和のためだけではない。おそらくは、日本の解決が、他の国のモデルとなるであろうからである。なぜならば、いかなる国といえども、社会が真に機能するためには、絆が不可欠だからである。もちろんその暁には、日本は…

The Will To Manage

だめだ。ドラッカーの後だと複雑すぎ、コンサル会社臭すぎ。マッキンゼー 経営の本質 意思と仕組み作者: マービン・バウワー,平野正雄出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2004/03/05メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 19回この商品を含むブログ (18…

Personal History、20世紀を生きて、読了

ドラッカー自伝読了。すごい方なのだと実感。また、人格の高さを知る。これからドラッカーの著作に取りかかるのが、楽しみだ。ドラッカー20世紀を生きて―私の履歴書作者: ピーター・F.ドラッカー,Peter F. Drucker,牧野洋出版社/メーカー: 日本経済新聞社発…

ドラッカー

パーソナル・ヒストリーとテクノロジストがおもしろそう。テクノロジストの条件 (はじめて読むドラッカー (技術編))作者: P.F.ドラッカー,上田惇生出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2005/07/29メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 114回この商品を含…