HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「ダイヤモンド・エイジ」を読み始める

「ファイアーボール・ユーモラス」を見れないまま。いまの私の環境ではD-LIFEをどう見たらいいかわからない・・・。まあ、そのうちYoutubeかなにかで公開されるに違いないとたかをくくっている。

hpo.hatenablog.com

そんな中、荒川航監督が「ファイアーボールの参考にした」という「ダイヤモンド・エイジ」を読み始めた。「ブレードランナー」のような荒廃し、超絶格差の開いた未来の物語。まあ、「ファイアーボール」の世界もそうなのかもしれない。

ダイヤモンド・エイジ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

ダイヤモンド・エイジ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

ダイヤモンド・エイジ〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

ダイヤモンド・エイジ〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

ターニャ・デグレチャフ打法

ゴルフの練習をしていてどうにもボールにクラブヘッドが当たらなくなった。なんとはなしにターニャのように目を見開いて打ってみてはどうかと思った。「目を見開く、クラブをゆっくりふる」と唱えて打ってみたらこれがなんと当たる!当然、頭の中でかかっているのは「los! los! los!」、EDの映像付き。

www.youtube.com

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たぶん、目を見開くと交感神経が活性化するのではないだろう?ここのところ、ゴルフはやはり気持ちと気づいた。スコアが落ち込んでいるからと行って、「なにくそ!」とか、「あーあ、またやっちゃった」とか想ってショットしていていいことはひとつもない。ゴルフのプレーでは気持ちを落ち込ませてはならないのだろう。文字通り、前へ前へ前へでていかないと。

前にも書いたが、私にはターニャ・デグレチャフ少佐の生き方に全く違和感を感じない。

hpo.hatenablog.com

ひとつひとつのゲームにターニャ・デグレチャフ少佐のように命がけで取り組みたい。

内部留保金課税の「会計学的」検討

非常に疑問の多いエントリー。タイトルから「会計学」ということは削除すべきだと主張したい。

www.yutorism.jp

togetter.com

こんなに批判的に人のエントリーに意見するのは、十数年ブログをやってきて初めて。


■追記1

このツイット、エントリーの後半を読み落としていた。

これは特別目的会社の税金の考え方。基本的には、資産の切り離しなどのために認められている。もっとも、id:lacucaracha さんのご主張はこっちなのだろうが。

配当・譲渡所得累進税化 m9( ゚Д゚) ドーン

内部留保課税を会計学的に考えてみる - ゆとりずむ

こう見ると、ご主張は外形課税の構想に近い。しかし、外形課税制度もすでに導入済みの制度。

keiriplus.jp

lacucarachaさんの内部留保課税をするとしたら、いったい企業の「どこ」から取るかについてのご主張が議論しても噛み合わなかった。

内部留保金課税を配当からとろうとしているようなご主張にも思えたし、「配当はBSから」発言は噴飯物だがBS上の資産を売ってはらえとの主張にも受け止めたし、よくわからない。

散々書いたので、二度書く気になれないが内部留保金課税は会計上としても正しくないことを確信した。留保金課税、特別目的会社税制(SPC)、外形課税など既存の制度を総合的に見直すほうがはるかに実効性、実現性はあるように考える。

明確にすべきは目的だ。大企業側により賃金をあげさせ、より配当性向を強めるようにする税制の設計だ。日本の株価の時価総額が低いのも、配当性向、株主等関連対策が弱いからではないだろうか?

労働時間とメンタルヘルス

NHKの女性記者の過労死が伝えられた。痛ましい事件ではある。が、厚生労働省の資料によると激務、疲労による労災はむしろ減っているようだ。

www.asahi.com

増えているのは、メンタルヘルス系の労災。身体よりも先に、心の方が先に折れてしまうことが当たり前なのだ。

もはや、多くの「労働者」にとって働くことは喜びではないと言わざるを得ない。また、政府としても、企業としてもいかに労働者に休みを取らせるか、いわゆる働き方改革が必然の時代が来ているのだろう。

hpo.hatenablog.com

これまで以上に仕事の自動化、効率化、人間にしかできない仕事の明確化、ワークシェア、生産性の再定義などが必要となってくる。どう発想の転換をするか。

まあ、「労働者」にどう働いてもらうかで企業経営者、厚労省等の担当者の方が過労死してしまうそうな絶望的な気持ちになるが・・・。

ファイアーボールメーカー

魅力的なアニメ、ファイアーボールの創造主、荒川航監督のインタビュー読みたさに昔のアニメージュを買ってしまった。

アニメージュオリジナル Vol.4 (ロマンアルバム) ムック – 2009/7/31 @ AMAZON

このロングインタビューを読んで荒川航監督はきわめて誠実なお人柄なのだと知った。なかなか「(ディズニー社の)目先の仕事に疲れたので、自分を癒やすために個人的に企画を練った」などとは言えない。そして、幸せなSF読みなのだと。

先日、「SFとしてのファイアーボール」と題して妄想を膨らませたが、どうも方向違いが多かったようには想う。SFファンには妄想を膨らませる権利があるのだと主張はしておこう。

hpo.hatenablog.com

おっとと、まもなく三本目の「ファイアーボール」、「ユーモラス」が始まる。楽しみだ。

dlife.disney.co.jp

幼女戦記 シーズン1

はまった。ほぼ事実上の一気見。

幼女戦記

https://www.amazon.co.jp/dp/B072C8VC2Y/

タイトルに「シーズン1」とつけたのは、原作では12話までで完結していないため。期待を込めてつけた。エンディングの「Los! Los! Los!」を思い切り歌いたい気持ちだ。

www.youtube.com

ターニャ・デグレチャフに思い切り共感してしまっている自分がいる。信仰も持たず、戦争すらナンセンスに想いながら、周りからは狂気を想われるほど、戦闘の遂行に全力を賭ける。共鳴せずにはいられない。

脚本
原作となる小説は意図的に時系列がばらばらであるうえ、様々なキャラクターの視点で物語が展開する一方、テレビアニメ版は一本の物語として再構築され[16]、ターニャの視点を通じて各国の状況が描かれている[18]。たとえば、原作ではライン戦線のエピソードが巻をまたいで3篇にわたって語られているのに対し、テレビアニメ版では「ラインの悪魔」というサブタイトルで一つのエピソードとしてまとめられた[19]。その一方で、再構築の過程で発生した違和感をなくす措置も行われた[16]。 初期の構成案では原作通りの時系列で話が進行することになっていたが、猪原が『プライベート・ライアン』のように冒頭で引き込み、かつ視聴者がターニャに戸惑いを持たせる構成にしたいと考えた結果、第1話におけるターニャの内面描写は簡略化され、ヴィーシャとレルゲンの視点で物語が進むという構成になった[18]。

幼女戦記 - Wikipedia

「狂気」という言葉が「幼女戦記」へのコメントで書かれているが、私にはひとつも「狂気」とは想えなかった。どこまでも運命にあらがいながら生きていくのが、人のさだめではないだろうか?

先輩の本、先輩の生き様

モンゴルの行き帰りで、先輩の学校の先輩の本と、モンゴルで苦労をされて学校を作られた方の本を読了した。両方ともすばらしかった。

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学校の先輩の本からは、まさにこれからの経営者としての生き方のお手本を見た。苦学して米国の大学で学ばれ、その後、家族を養うためにも実業に進まれた。日本の技術的、資金的な裏付けを信頼から勝ち取って、事業を育成していかれる姿はお見事としかいいようがない。その後、ご病気をされたことから、人生と事業を見直され、事業を手放す覚悟をされた。そして、その会社は米国の株式市場で上場までされたと。ご自身も、M&Aした資金などから不動産事業を始めていまでは悠々自適を上回る人生を展開されている。

モンゴルの先輩の本も感動的だった。ある人から「信頼を勝ち得れば、他人の財布もあなたの財布になる」という格言が西欧にあるという。まさに、苦学生として日本に来られて「信頼」を勝ち得て、援助、寄付、基金、出資、そして借り入れという「他人の財布」を喜んで提供されて、モンゴルに学校を作られた話が見事に書かれている。感動してしまった。

【毒舌】ゆとりが会社の飲み会に参加したくない理由 - はたらく女

おっさんの話も、割と役に立つと想うがのぉ。

2017/10/04 17:17

先輩の話というのは、百編返しのようだが、そこには砂金のような金言が含まれている。何トンという石をさらって、さらってやっと数グラムの金が得られると聞いた。人生の金言も、同じかもしれない。この金を手にできるかどうか、「若くして学べば壮にしてなすあり、壮にして学べば老いて衰えず、老いて学べば死して名が朽ちず」と佐藤一斎先生が書かれたと聞く。まさに。