HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

高橋是清の四十二日間

高橋是清」も佳境。

大恐慌を駆け抜けた男 高橋是清

大恐慌を駆け抜けた男 高橋是清

所謂日本の「期待利率」が違う時代の話しとはいえ、現代日本の「失われた二十年間」を考える時に、高橋是清の偉業はあまりにすごい。

この銀行救済策というのは、いまで言えば「ヘリコプターマネー」ではないだろうか?銀行への緊急貸し付けと現金超増刷をよくこの時期にと。ニューディール政策よりもまだ早い。

高橋是清の四十二日間の前後の抜き書きをまとめた。軍部の独走、国際的信用低下による外債発行不適格、無理な金解禁のための緊縮財政。大正の第一次世界大戦バブルから、地方の疲弊、青年将校のテロという流れの背景にある国家財政の変遷がよくわかる。ここを押さえないと、歴史がわからないのではないだろうか。


■参照

matome.naver.jp

KANOの偉業

ようやく映画「KANO」を見た。たまたま投宿した、某所のアパホテルで無料配信されていた。アパグループ元谷外志雄代表に感謝!

この映画を見たいと想ったもともとは、昨年台湾に行った時のガイドさんの話しだったと記憶する。

政治的パフォーマンスのための大陸政府・中華人民共和国との国交回復にあたっても、日本は台湾を見捨てている。内省人による支配の中で、歴史の教科書も非常に日本に辛い記述がたくさんあるとも聞いている。それもまたこれまでの歴史を考えれば仕方がない。こんな日本をよく台湾の方々は慕ってくれていると改めて感謝したくなった。 この映画はまじでみないと。 映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』公式サイト

台湾の歴史 - HPO機密日誌

永瀬正敏演じる近藤監督がよかった。

守備に長けた日本人、打撃に長けた漢人、韋駄天の如く足の速い高砂族の選手たちのバランスの良いチームを作り上げていく。また、かつて近藤が指導し、その指導に萎縮した松山商業と比べ、嘉農の選手たちが伸び伸びとプレーする姿は、近藤自身を成長させ、チームに対する愛情を深めていくのだった。

国立嘉義大学 - Wikipedia

明治以来の日本の統治の意思がどうであったにせよ、隣国台湾主導でこのような映画が製作されたことは喜びに絶えない。台湾に行った時は、現地で相当に話題になったと聞いた。エンディングまで見て各選手のその後の人生が紹介されて再び感動。よい映画だった。

南フランスからのメッセージ

ニースでの悲報を聞き、アビニョンで昨年お世話になったシャルブルドットのマダムにメールした。折り返しメッセージをいただいた。フランス語が流暢でない私に合わせて英語で。

Thank you Dear Hideki for your message and thoughts for all those people died for nothing,,,,
Should they have to stop the war in middle east to find the Peace?

あまりに悲痛だ。「無意味な死だ」、「中東の平和とはなんの関係があるのか?」と。彼女の痛みが伝わる。それでも、二通目では「文化だけが私たちの魂を救える」というメッセージとともにフェスティバルの知らせをくれた。この暴力事件にもかかわらず無事開催されたらしい。

亡くなられた方々の魂に安らぎのあらんことを。家族、知人を亡くされた方々が慰められんことを。フランスの人々が、世界の人々が、暴力に屈することのないことを。心より祈りたい。

地元のPTA

子供学校のPTA活動でお役をいただいている。任期中精一杯努めたいと考えている。そんな中、ミーティングがあった。なにせ古い町の古い学校のPTA。ほとんど毎回同窓会状態。ミーティングに続いて懇親会もあったのだが大変盛り上がった。地元で生きること、子供を育てることの幸せをしみじみ味わった。ありがたいことだ。先達に感謝したい。

「心を高める、経営を伸ばす」ベストプラクティス

自己流に解釈してはならないと自分を戒めながらも、これだけ参加を繰り返していると発表者のみなさんの共通の実行項目が浮かび上がってくるように感じる。それぞれ、猛烈な個性を持った経営者達には違いないのだが、稲盛塾長の教えを実践しようとすると不思議と似た形になっているように想う。以下は、あくまで自己流なので本来「生き方」、「実学」などにあたるべきだと断りを入れた上でここに記録しておきたい。

  • 経営理念の根本を、「社員の物心両面の幸福実現」、「利他」に置く。
  • 社内で理念を日々の仕事の実行のベースとなる「フィロソフィ」として展開する。
  • 「責任の矢印を自分に向ける」、「誰にも負けない努力をする」という全ての責任、原因を経営者が自分で引き受ける姿勢。
  • 理念、フィロソフィを定期的に社内で勉強、確認する機会を設けている。
  • 「動機善なりや、私心なかりしか」、「徳を積む」と経営者自らが利益のためではなく、「よいことをしよう」という意思を徹底している。
  • 「売り上げ最大、経費最小」の原則を徹底するために部門別、商品別、プロジェクト別採算を少なくとも毎月レビューする会議を開催している。
  • 「大家族主義」で、社員はもとよりその家族とも密にコミュニケーションを取る。情報を共有する。全員参加の経営を目指す。
  • 「能力を未来進行形で考える」姿勢で、将来の夢を大胆に語る。

これは稲盛塾長の「経営十二ヶ条」の勝手な解釈にすぎないかもしれない。一方、自分にとっての経営の「To Do」リストとなる。さあ、今日からまた精進していこうという気持ちになった。

生き方―人間として一番大切なこと

生き方―人間として一番大切なこと

稲盛和夫の実学―経営と会計

稲盛和夫の実学―経営と会計

京セラフィロソフィ

京セラフィロソフィ

「心を高める、経営を伸ばす」

毎年、この時期恒例の世界大会。毎年、経営者の経営体験発表に目を見張る。この大会の毎回のキャッチフレーズ、「心を高める、経営を伸ばす」の通り、経営者が心を高め、「動機善なりや、私心なかりしか」という姿勢で経営にあたると、驚くほど業績が伸びていく。いや、1万人の経営者の中から選ばれてくるので当たり前だろうという話しもある。だが、これほど明確な事例を目の当たりにすると経営者の魂に火がつく。「俺もやってやるぞ」、「おお!これはうちでもできる!」となる。発表された経営体験では、明確に売上げが伸び、利益率が向上している。しかも、発表者は商品の開発そのものや、営業のやり方の改善の話しをするわけではない。ほとんど、「心を高める、経営を伸ばす」ことだけ。一般的に言えば、徳を積むことだけを話す。そのことに本当にフォーカスしているのが伝わる。

これまでは全く圧倒され、ああ、ここまで行けるのだろうか?と自分に懐疑の矢を向けていた。最近の自分の会社の活動、自分の体験からいっても経営者が変われば、会社が変わるのだという感覚がある。会社が変われば、成績も結果としてついてくるのだと実感しつつある。いつかはこの場に立てるのだろうか。

GDO コンペ

スコア管理にゴルフダイジェストオンラインのアプリを使っている。なかなか便利。

最近、これにスコアボード機能が加わった。コンペで各組に一人GDOを使っている人がいればプロゴルフの中継のようにリーダーボードを共有できる。

company.golfdigest.co.jp

まあ、こんなことしてもゴルフの腕はあがらないのだけど。

ちょっと不思議なのが、コンペの主催者以外は「招待」はできても、名前だけの追加ができないっぽいところ。ちょっとまだ「?」。いっそサポートに聞いてみようかなと。